2017年8月4日金曜日

ASJ乱高下(8/11追記アリ)

ASJ株乱高下していますね。

ASJの子会社であるASUSAの社長である西田博史博士が、オレゴン州立大学のインタビュー動画でRNCDDSについて答えています。わかりやすいですし、大手動画配信サイトについても触れていますし、サーバー代金や電気代、場所をたくさん節約できるとも述べています。

https://www.youtube.com/watch?v=_Gbg2eltWDU

IRによると、会社側から出したものではないのでコメントすべき立場にない。動画内の企業名についてもコメントできない。IRすべき状況の変化は今のところないとのことでした。 あと、動画再生数今のところ1000ちょいで、少ないですね。特許自体はASJが押さえているとのことです。


市場規模も、正直わかりません。世界のサーバー台数は1億台程度で、データ量は2年ごとに倍になるとも言われているみたいですね。これの1%でも減らせれば、電気代や場所代を除いたハードだけでも、数千億円規模の節約になるかもしれません。(ここは、もっときちんとした計算が必要ですね。主にメディアストリーミングやCDNsを対象にしているようなので、1%は過大かもしれませんし、過小かもしれません)

http://www.cisco.com/c/dam/global/ja_jp/solutions/collateral/service-provider/global-cloud-index-gci/white-paper-c11-738085.pdf
(8/11追記)市場規模の予測としては、上記リンクの12、13ページ辺りが関連でしょうか。ビッグデータの規模が2015年で25EB、1TB60ドルと考えると、対象となるHDDメモリーハードのみの金額はざっと1600億円くらい、その何割削減に貢献できるかでしょうかね。割と適当な金額ですが、数百億円くらい節約できたとして、HDDの寿命が3〰5年程度とすると、まあ適当に、年間100億円くらいの節約。ただし、2020年までにはビッグデータの規模は10倍の247EBと、このレポートは予測しています。一方で、データストレージの単価も下がっていくとは思います。電気代とか場所代とかサーバーの他の部品代は考慮していません。ざっくり年間100億円節約できる計算になりますが、ASJの収益と結びつくかは別です。計算自体も適当です。あと、RNCDDSの欠点としてCPUパワーが必要となるので、タブレットやスマホ等には不利な技術かもしれません。(追記)CPUよりもネットワークの負荷が既存技術のボトルネックになるなら、タブレットやスマホにとって有利になる場合もあるかも。

サーバーの仕組みを新しくするとなると、それだけでコスト(人件費や新たなソフトウェアや周辺の仕組みの変更)がかかりますから、それを超えて導入を促せれるかは未知数ですし、技術的、経営的にもわからないことだらけです。もっと良い技術があれば、それだけでアウトです。

というわけで、調べものしつつ、どうなるでしょうね。正直ASJに関しては、業績自体は上向いてきているようですが、株価の方がさらに急上昇しましたから、dead or alive感はありますけどね。あまり期待せず、状況を見ていきたいです。ただ、状況の変化は見逃さないようにはしたいと思っています。正直、投資うんぬんよりは、特許に対する興味の方が大きいかもしれません。(8/11追記)いまいち特許が収益に結び付くかは、よくわかりません。

前書いたやつ、リスクについても書いてます。当然ですが、投資推奨ではないですからね。どうなるかはほんとにわかりません。

https://dcflongterm.blogspot.jp/2017/07/asjrncdds.html

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